喉仏の横に痛みがある時は
喉仏の横に痛みがある時は扁桃腺炎を起こしている可能性があります。
扁桃腺は細菌やウイルスが体内に侵入するのを防ぐ役割がありますが、疲労やストレスが溜まって免疫力が低下すると扁桃腺についた細菌やウイルスが増殖して扁桃腺炎を起こしてしてしまうことがあります。
扁桃腺炎は初期症状として喉が赤く腫れますが、初期段階では喉の痛みはそれほど強くありません。
症状が進行すると喉の痛みが強くなり、頭痛や発熱、関節痛などの症状が現れるようになります。
また、症状が進行すると頸部リンパ節が腫れたり、黄白色の膿が扁桃腺に付着したり、激しい寒気や全身の倦怠感などの症状が現れたりすることもあります。
扁桃腺炎の治療は抗生物質の内服が基本ですが、痛みが強い場合は鎮痛解熱剤が処方されることもあります。
また、うがい薬を使ってうがいをすると喉を清潔に保てるようになるので治るのが早くなります。
アレルギーなどの理由で抗生物質を内服できない場合は漢方薬が処方されることもあります。
喉仏の横の痛みはリンパ節の腫れが原因である可能性もあります。
リンパは耳の横を通っているので、外耳炎や中耳炎などの耳の病気が悪化するとリンパ腺が腫れることがあります。
その他にも歯周病が原因でリンパ節が腫れることもあります。
癌が原因でリンパ節が腫れることもありますが、この場合はリンパを経て癌が全身に転移してしまうことがあるので最悪の場合は死に至ることもあります。
そのため、リンパ節が腫れている場合はなるべく早く病院で検査を受けることが大切です。
喉仏の横の痛みは橋本病やバセドウ病などの甲状腺の病気が原因である可能性もあります。
橋本病とは自己免疫の異常により自己抗体が甲状腺を攻撃することで甲状腺ホルモンの分泌量が低下する病気です。
バセドウ病とは自己抗体が甲状腺を刺激することで甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気です。
また、甲状腺の腫れは良性腫瘍である場合もありますが、悪性腫瘍である場合もあります。
悪性腫瘍の場合は甲状腺癌になりますが、甲状腺癌には甲状腺乳頭癌や甲状腺濾胞癌などいろいろな種類があります。
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