喉仏は医療用語で何ていうのか
喉仏とは、医療用語では喉頭隆起といいます。
また、英語での医療用語では「adam`s apple」ともいいます。
一般的には医療用語ではなく、喉仏やアダムの林檎などの俗称で呼ばれることが多い言葉です。
欧米でアダムの林檎と呼ばれている訳は、林檎を取ったアダムが神様に見つかってしまい、林檎をあわてて飲みこんだところ喉につっかえてしまったという逸話からその名前で呼ばれています。
日本では亡くなって火葬した時に、喉仏を探して拾骨の際に箸渡しし、他の骨と分けて別の骨壺に収めると言う風習があります。
これは喉仏の骨の形が仏様が手を合わせているような形に似ていることから、大切にして納めるという意味合いがあるのです。
喉仏は男性のシンボルですが、女性にもあります。
男性は思春期からしだいに目立つようになり、声変わりの時期に咽頭がぐっと成長して甲状軟骨が前に出てくるようになります。
男性が大人になり声帯が伸びることで声帯の長さと厚さが増えることで声変わりがはじまります。
女性でも喉仏はありますが、男性とは違って大きく出ている人は少ないです。
しかし少し飛び出ている女性であれば、少し声が低めという傾向にあります。
女性で注意しなければならないのは、いままで目立たなかった喉が急に腫れたように大きくなった時です。
女性に多い甲状腺の病気の可能性があるからです。
甲状腺機能亢進症という病気にかかると、甲状腺の炎症により腫れが起き、喉が大きくなったように見えます。
喉の腫れや肥大と共に、動悸や息切れ・疲労感が強いなどの症状が現れた場合は病気を疑い、受診して検査を受けることをお勧めします。
女性ではボコッと出ていると目立ってしまい、また女性らしさが失われて見えるために困ることがありますが、逆に男性で喉仏のでっぱりが少なく、女性ののどのような状態の場合、男性らしく見えないことから悩む人も多いようです。
出ていないからといって健康面では何の問題もないので悩む必要はありません。
もしも肥満体形のようであれば、少しやせることで目立ってくる可能性はあります。
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